そごう西武のストライキをめぐって毎日ニュースで取り上げられています。
今回営業日にもかかわらず営業を停止してまでストライキにを起こした背景には
理不尽きわまる事情があり、最終手段として行ったとみられます。
そそそも原因は何だったのか?
全体で見る百貨店業界の売り上げ低迷が原因
そもそも1991年代には百貨店全体の売り上げでは9.7兆円あり
2023年では5兆円まで落ち込み
最近2020以降の閉店では
2020年8月には兵庫・そごう西神店閉店
同年には福島・中合福島店 滋賀・西武大津店閉店
最近2021年2月に東京・三越恵比寿店閉店
来年の初旬には島根・愛知でも閉店される予定です。
背景には少子化問題はもちろん大手ECサイトでわざわざ店舗に
いかなくても商品が手に入るなど消費者離れがあると思われます。
そごう西武の売り上げの推移
引用画像元 セブン&アイホールディングス
グラフでもわかるように2019年から営業利益がほぼなくなり
2020年からのコロナの影響もあり赤字に転落
その後もV時回復はせず一旦は回復したものの難しい状態が続いたといえます。
売却の真相
2022年にセブン&アイホールディングスが米投資ファンドに売却の話があり、そのまま
延期が続き2023年8月31日売却を決定しました。
動画元 テレ東BIZ
その間にもそごう西武の労働組合と雇用の維持と詳細を求めたが
回答が曖昧だった。
経営側と話がつかず泥沼化!ストライキ実施へ!
交渉をしていてもなかなか話が進まず、労働組合側がストを予告
西武の労働組合は売却で雇用が維持されないおそれがあると反発し
ストライキへ
こんな風に貼り出されていました。 pic.twitter.com/wdVCQYi5dg
— 全労連 ZENROREN 【労働相談フリーダイヤル】☎️0120-378-060(平日10〜17時) (@zenroren) August 30, 2023
ツイッターのコメントにもあるようによっぽど解決交渉で解決できない事情が背後にあったのは間違いないです。
セブン&アイホールディングス側では雇用を守る発言はしていますが、労働組合側との条件に大きな食い違いがあり、問題を長引かせた結果が、大規模なストライキへと発展したのだと思います。
まとめ
池袋駅という最高の立地の中でも業績不振に陥った【そごう西武の問題】は、明らかに時代の変化が浮き彫りになったと言えます。
今は急速にEC市場が伸びていく中で、そごう西武でなくても苦戦を強いられているのは事実で、今回の問題は低迷する日本経済を現した結果のようにも思われます。
これから少子化問題がさらに加速し、さらに現状は厳しくなっていくでしょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
コメント